入社前の辞退と早期離職
入社前の辞退と早期離職
面接後に採用通知を出したのに、入社日に出社しなかったケースや、入社後数日で退職するケースをよく耳にします。
今回は、このような事例において原因となっている可能性の高い事項について紹介したいと思います。
【採用通知後に入社しなかったケース】
- 本命の応募ではなく滑り止めの応募だった
- 面接を受けてみてイメージと違った
- 面接官の対応が悪かった (または従業員の対応が悪かった)
- 求人広告の内容と実態が異なっていた
- 採用通知が来るのが遅くて他が先に決まった
【入社から数日で退職したケース】
- 働いてみてイメージと違った
- 従業員の対応が冷たかった
- 求人広告の内容と実態が異なっていた
- 思ったよりもきつかった
上記は、実際に入社しなかった方と、早期退職をした方の理由で多かったものを抜粋しました。
求職者都合の場合と、企業側に問題がある場合に分かれます。
現状の採用活動において、求職者の質が落ちたと言われる方が多いのですが、必ずしもそうではないケースもあることを認識しておくことが重要です。(どちらかといえば企業の受入体制に問題があるケースが多い)
特に入社から数日で退職した場合においては、面接官の説明不足や、入社後のフォローに問題があったと考えて、現状の確認と対策を打たなければ、何人採用しても人手不足からの脱却は難しくなります。
採用に苦戦している多くの企業に共通している部分として、採用通知を出した時点で安心している。入社日に出勤して安心している。という方が多く見られますが、採用した方が続いてこそ成功と言えます。
大事なのは、続けてもらえることです。そし力を入れるべきところは、入社後の受入体制となります。
「釣った魚にエサをやらない」 という言葉がありますが、採用活動においては、採用した後の方が重要であると言えます。
入社前の辞退や入社後の早期退職が多いという企業は、求人広告を出す前に、社内の体制を見直すことを先に考えることが大切です。