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採用通知を出す際の注意点

直近では、売り手市場が加速し、採用通知を出すまでの時間が短縮傾向にあります。

早い企業様では、面接中に出す場合や、遅くても翌日午前中までには、多くの企業様が採用の連絡を入れられている状況となっております。面接日から数日後の通知では、多くの場合、他の仕事が決まっているか、連絡が取れないという状況になります。

 

今回は、採用通知を出す際の注意点につきまして、ご案内させて頂きます。

 

① どの電話番号から、いつ連絡をするか?を応募者に面接中に案内しておく

多くの方は、知らない電話番号からの着信時に、出られない傾向にありますので、あらかじめ番号を伝えておくことで連絡がつきやすくなります。

 

② 採用通知のタイミングは早めに

応募者が知りたいのは、合否のみです。

複数の面接を受ける場合、早く通知が出た会社に入社する傾向が強いため、できる限り早い段階で判断をし、通知を出すことが推奨となります。

 

③ 応募者は、複数の企業に応募しているものと認識しておく

必ずしも、御社が本命の応募とは限りませんので、採用通知を出した後に、辞退される方も少なくありません。面接の段階で、他にはどれくらい面接予定があるのか?受かればどこが本命なのか?をうまく聞き出しておくことが必要になります。

 

特に注意が必要なケースは、面接中に採用通知を出す場合となりますが、応募者の本命を察知せずに通知を出した場合、応募者はその場では断りきれず、入社合意したように見せかけ、そのまま入社日の設定まで進んでしまう可能性があります。この場合、入社日に出社せず、連絡が取れなくなる可能性が高まります。そのため、単に早く通知を出せば良いということではなく、応募者の希望も一致して採用が確定するということを念頭に、面接を進めて頂くことが必要になります。

 

買い手市場の情勢時(約10年前)は、このようなケースは少なかったのですが、現在のサービス業界におきましては、仕事が選び放題の状態で、面接に行けば、ほぼ内定をもらえるといった状況ですので、他に面接を予定しているということが分かった場合には、面接官が会社のアピールをして、応募者に来てもらえるように話を進めていかなければ、結果的に他に流れる可能性が高くなってしまいます。

 

まずは、応募者が会社を選ぶ時代になったという認識を持つことが重要となってきます。

 

それを念頭に置いて、面接日時の設定や、面接の進め方を工夫していくことがポイントになってきます。