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非効率な面接を行う理由

<非効率な面接を行う理由>

 

あらかじめ応募の電話の段階で、応募者の勤務希望シフトや年齢を確認すると思いますが、その時点で採用ができないと判断できるケースが多くあります。

通常ならば、この電話の時点で断りを入れ、ムダな面接をしない方が賢いと思われるかもしれません。しかし、実際は非効率だと一概には言えない面もあります。

 

採用できないと分かっていながら面接を組むことには、複数の理由があります。

 

まずは、応募時の状況がこの先も続くのかどうか?という点ですが、具体例を挙げると、週2日希望の応募者が、入社後に週5日になる可能性もあります。

 

週2日希望の応募者は、ほぼかけもちをしています。週2日で入社した会社が働きやすいと感じれば、週2日ではなくレギュラー勤務に変更する可能性もあるということです。

 

応募時の状況が、近い将来変化する可能性を探るために面接を行います。

 

次に、採用できないと分かっていながら面接をする最大の理由としては、後に行う

「掘り起し」が目的となります。

 

これは、面接を多数こなすことで、その時は人員充足して断りを入れたが、採用基準は満たしていたというケースに対して、次回の求人を打つ前に、不採用にした方へ連絡を入れます。そこで、まだ仕事を探している状況であれば、採用ができます。

 

この掘り起しとは、一般的には派遣会社が行う手法で、これまでに不採用にした応募者の中から、採用できる方がいないかを探す作業になります。

 

仮に、1名しか必要のない時期に1名補充のために求人を使うのは非常にもったいないため、

求人費を使う前に、過去求人からの掘り起しで確保できないかを考えることが大切です。

 

こういった掘り起しで成果を出すために、不採用通知を出す際に、人員充足で今回は採用できませんでしたが、次回募集を打つ際は、その前にご連絡を差し上げます。と伝えておくことで、逆に応募者から再アプローチ(再応募)してくる可能性もあります。

 

採用基準を満たしているのに人員充足で採用を見送る場合には、不採用通知の出し方も大切になってきます。