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面接来社率の分析と対策 パート②

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面接来社率の分析と対策 パート②

 

「最近は面接に来ない応募者が多いなー」

「そもそも約束した日に来ないような人は採用できない」

 

など、採用活動を行っていれば、上記のようなことを感じた方も多いのではないかと思いますが、直近では求人倍率も上昇傾向が見られ、これからは強力な売り手市場が再開する可能性が高く、上がった応募をうまく採用できるかどうかで求人コストが大きく変わってきます。

 

「できるなら採用にお金をかけたくない」 というのが一般的だと思いますが、まずは設定した面接にしっかり来てもらえるように取り組むことが重要になります。

 

さて、今回は設定した面接日時に応募者が来ない理由について、過去にも記事を書きましたが、更に分析を進めると新たな共通点が判明しました。

 

応募数5万件を対象に分析集計を行った結果、面接来社率の低い企業に共通するデータについて紹介したいと思います。(面接来社率の分析と対策パート①に記載した内容以外を今回紹介)

 

① 面接日時の調整段階で、採用条件に一致しているかのヒアリングをしすぎると面接来社率は下がる。

 

⇒ 採用できないムダな面接をしなくて済むように、応募の段階でフィルターにかける企業は多く見られますが、面接前にあまり多くを聞き過ぎると、設定した面接日時に来社しない確率が高くなる傾向が見られます。特に来社率が低いケースは、求人募集に未経験歓迎と記載しているにもかかわらず、PCの操作スキルを応募の段階で確認することや、求人募集に資格不要と記載しているのに〇〇の資格は持っていますか?と応募者に質問することなど、来社前の面接調整段階でヒアリングしすぎている企業は特に来社率が低い結果となっています。

 

② 「B to C」 よりも 「B to B」 の方が、面接来社率が低い。

 

これは普通に考えれば簡単に分かることですが、単に応募者が面接場所の地図を見なくても場所を知っているかどうか?ということであり、例えば飲食店なら普段から目に入っており、わざわざ地図を見る必要もないことから、比較的来社率は高い傾向に見られます。逆に 「B to B」 の企業で求人募集するケースは、応募者も普段は知らないビルなどに会社があることから、この場合は応募の時点で面接場所近くのランドマークを案内して、応募者がすぐに場所をイメージできるように案内することで来社率が少し改善できます。

 

③ オンラインによる面接自動設定システムは使い方次第で来社率が低下する。

 

最近は、応募から面接設定までを完全オンラインで応募者が自動チャットに回答して、面接希望日を設定できるシステムが流通していますが、このシステムを使うことで面接来社率が導入前より低下するケースもあるため、導入の際には慎重に検討が必要となります。

 

具体的には、面接日時の決定まで人を介さずにオンラインで完結できる便利さで効率化はできますが、人を介していないことから、以下の理由で面接来社率が下がることもあります。

 

① 面接設定したにも関わらず連絡なしで面接に行かなくても罪悪感をあまり感じない。

② 面接を受ける前に質問したいことがあるのに自動対応では聞けない。

 

上記①については、現在の大半は求人サイトからの応募が主流のため、応募は上がっているけど、面接設定どころか、最初から応募者に連絡が取れないというケースもよくあります。同様にオンラインは便利ではありますが、必ずしもメリットだけではないため、利用する側には工夫が必要になります。

 

②については、自動チャットで 「よくある質問」 のコーナーをしっかり作りこめば、ある程度は解消できます。