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募集企業と求職者の利害関係

 採用活動において、一番重要なことは、募集企業と求職者の利害関係が一致しているかどうか?

 

これが一致していなければ、どこの媒体のどのプランをいくら利用しても、応募数は改善されません。

 

多くの採用ご担当者様は、「応募が来ない=求人媒体が悪い」 と言われておりますが、

実際は、そうではない場合の方が圧倒的に多いことが、採用問題が解決されない最大の要因と考えられます。

 

採用ができていない本当の理由は何か?これを特定できて、はじめて対策を立てることができます。

 

それでは、具合的な事例を1点ご説明させて頂きます。

 

(A社) アルバイトの募集

ターゲット層=週5日勤務可能な、早番遅番土日祝勤務可能なフリーター

募集時給:1,200円~1,500円 (深夜割増25%含む)

勤務時間:9時~24時の間で1日6時間 (うち休憩30分) 希望選択OK

 

(B社) アルバイトの募集

ターゲット層=週5日勤務可能な、早番遅番土日祝勤務可能なフリーター

募集時給:1,000円~1,250円 (深夜割増25%含む)

勤務時間:早番9時~17時 (うち休憩1時間)/遅番17時~24時 (うち休憩1時間)

 

(C社) アルバイトの募集

ターゲット層=週5日勤務可能な、早番遅番土日祝勤務可能なフリーター

募集時給:1,100円~1,375円 (深夜割増25%含む)

勤務時間:早番9時~17時 (うち休憩1時間)/遅番17時~24時 (うち休憩1時間)

 

上記3社を比較した場合、A社にはWワーク希望の応募者が増加し、ターゲットとなるシフトフリーの応募がほぼ上がりません。またB社にはWワークの応募とシフトフリーの応募者が半々くらいで応募が上がります。C社はWワーク希望者も応募は上がりますが、シフトフリーの応募率がA社やB社よりも高くなります。これは、目先の時給よりも、「時給×時間×日数=総支給額」をフリーターが一番重要視しているからです。フリーター目線で見ると、生計が立てられるかどうか?という観点が、最も重要視されるということを示しています。単に時給を上げても応募数が上がらない理由は、いくら良い会社だとアピールしても、総支給額が足りないことで、求職者の応募動機を消滅させてしまうことだと分析できます。結果的に、採用ターゲット層の獲得ができないということになります。