求人広告で注意すべき法的規制
求人広告で注意すべき法的規制
求人広告を出す際には、労働基準法/男女雇用機会均等法/最低賃金法/職業安定法/雇用対策法などを理解した上で行う必要があります。多くの場合はNG記載があれば、求人会社から作成段階で指摘を受けますが、最近では自社サイトで募集する企業が増えており、ネット上にはNG事項を正さぬまま募集が出ているケースもよくあります。
★ 求人広告に記載NGの一部事例
主婦歓迎✖ ⇒ 主婦(夫)歓迎〇
外人✖ ⇒ 外国人〇
募集人数の記載 ⇒ 男性と女性の採用人数の内訳記載は✖
営業マン✖ ⇒ 営業マン(男女)〇/営業スタッフ〇
看護婦✖ ⇒ 看護師〇
ウエイター✖ ⇒ ホールスタッフ〇/フロアスタッフ〇
ガードマン✖ ⇒ 警備員〇/セキュリティスタッフ〇
性別で異なる基準は✖ ⇒ 男性は経験必要で女性は経験不要 ⇒ ✖
女性秘書✖ ⇒ 秘書〇
特定の年齢層に限定 ⇒ 若い方歓迎✖
地域の特定 ⇒ □□県にお住まいの方✖
★ 最低賃金のよくある記載ミス
22時以降の最低賃金×25%割増(深夜)を記載忘れ
★ 休憩時間のよくある記載ミス
6時間を超える場合45分以上の休憩が必要
8時間を超える場合60分以上の休憩が必要
★ 最近変わったこと
2020年秋より、性別欄を設けない履歴書が流通
上記のような記載ミスは、企業の信用を落としかねないため、採用業務に関わる方は最低限の知識が求められます。