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未経験OK記載の注意点

未経験OK記載の注意点

 

求人募集の際に、求人原稿の記載内容と実態が異なるケースが増えてきています。

 

今回は、気づかぬ間に求職者に不信感を与えてしまう言動について紹介したいと思います。

 

「うちは求人にウソなんて書いてない」 と答える企業にも、ありがちなミスがあります。

 

それは、応募の電話がかかってきた際に、応募者に 「経験はありますか?」 と聞いてしまうケースです。

 

求人原稿には、「未経験OK」 「未経験歓迎」 「経験不問」 などと記載しているにも関わらず、上記の応対をしてしまえば、応募者は、「え?」 「経験関係あるの?」 となります。

 

求人におけるミスマッチには、募集内容と実態が異なるケースにおいて、よく発生します。(採用通知を出したけど辞退された場合は、求人募集と面接で何らかの相違点があった可能性もある)

 

特に実態が異なるケースにおいては、単に応募を辞退されるだけではなく、場合によっては、SNSで求人詐欺にあったと、拡散されることもあります。

 

このようなミスは、採用活動においては致命的で、会社の印象を悪くしかねません。

 

そのため、経験の有無が採用基準になる場合、○○の経験がある方と記載することがマナーです。(応募を上げるために本来は経験が必要な場合でも、未経験OKと記載することはNG。)

 

また、この逆のケースで、例外事由3号のイの記載と同時に、○○の経験がある方と記載している求人もたまに見かけますが、例外事由3号のイにおいては、経験の有無を採用基準にしてはいけないと定められています。

 

3号のイとは???

 

「長期勤続によるキャリア形成を図る観点から、若年者などを期間の定めのない労働者契約の対象として募集・採用する場合」 に限って年齢制限ができるのですが、以下4つの条件をクリアしなければなりません。

 

◎ 就業経験・職務経験は不問でなければならない 

◎ 下限年齢は設けてはならない

◎ 有期雇用契約はできない

◎ 新卒者よりも下の処遇にしてはならない

 

いかがでしたか?最近では未経験OKと記載のある求人募集がほとんどですが、応募が上がった後に、経験の有無を無意識に聞いてしまっていませんか?このようなちょっとしたことから採用を取り逃してしまう可能性も十分にありえるため、募集内容と実態が異ならないようにすることが重要です。