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フリーターが考えること

フリーターが考えること

 

最近の求職者の動向は、給料よりも時間を優先する傾向にありますが、それでも仕事を探す上で、最低限の給与は必要になります。

 

10年前のフリーターと、現在のフリーターを比較した場合、大きく異なる点は、「車の所有率」となります。

 

現在の求職者の約59%は、「車は必要ない」「車にお金をかけたくない」「車がなくても生活できる」「車通勤しなくて良い仕事を探す」というような動向が目立っております。

 

このような状況下でも、一定の給与は稼がなければ生活が成り立ちません。

 

現在のフリーターが仕事を探す上で考えることは以下のポイントになっております。

 

  • 毎月の生活において月いくらの給与が必要なのか?
  • できるだけ多く休みを取得できて、なおかつ最低必要な給与をもらえるか?
  • できるだけ近いところで働きたい

 

まずは、この3つが仕事を探す上での大きなポイントになっています。

 

フリーターのニーズを汲み取ると、できるだけ多く休めて、ある程度の給与がほしい。

 

このニーズに影響を与える募集要項は ⇒ 「時給と実働時間の比較」

 

時給が高くても実働時間が短い ⇒ 最低限の給与を確保すると仮定した場合休みが減る

時給が低くても実働時間が長い ⇒ 最低限の給与を確保すると仮定した場合休みが減る

時給が高くて実働時間も長い  ⇒ 少ない勤務日数で必要収入を得る+時間もできる

 

このように、給与よりも時間を優先する傾向にあるという状況は、必ずしも休みが多く取れる企業を選ぶというわけではなく、「多くの休みを取れた上で、給与も必要額もらえる」ということが、現在のフリーターの最大のニーズであると分析できます。

 

人材不足に陥った企業は、時給を上げることを考えますが、単純な時給UPで応募効果が上がらない要因としては、実働時間とのバランス・総支給額・周辺企業との条件差が、影響を及ぼしていることを把握した上で、対策が必要になります。