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給与日払いのメリットとデメリット

給与日払いのメリットとデメリット

 

 

最近の求人募集では、給与日払いが増加傾向にあります。

他にも、週払いや前払いなど、給与支払い方法に変化が見られます。

 

それでは実際にメリットとデメリットについてお話させて頂きます。

 

(メリット)

 

○ 応募数が20%~30%増加する (採用コストが下がる可能性がある)

○ 従業員同士の金銭の貸し借りが減る (金銭トラブルを防げる可能性がある)

 

(デメリット)

 

○ 導入企業に手間がかかる

○ 使わせ方次第では従業員が自立できなくなる

 

他にも多数ありますが、今回は大きく上記のように分類してみました。

 

次に、日払いを希望する求職者は、以下のパターンに分かれます。

 

○ 一時的に利用したい (入社から最初の給与日までなど)

○ 毎月何回も利用したい

 

直近の若い求職者を分析すると、給料よりも時間を重視する傾向が続いていますが、これにより貯金をしている若者が減ったというデータがあります。

 

直近の求職者が、日払いありの仕事に応募する理由も少し変化しており、一時的に利用したいという求職者が増えています。

 

具体的には、スマホ代だけでも日払いしてほしいといった、ちょっとした利用を希望する方が多いということです。

 

企業目線で日払いと言えば、多くの方は良いイメージは持たれないと思います。

 

日払いを希望する方を雇用したくないと考える方が一般的かと思います。

 

今回は、日払いを導入した企業の応募を分析して、以下のようなデータが出ましたので紹介したいと思います。

 

応募の内訳を見てみると、日払い希望で応募してきた方が10名いた場合、うち半分の5名は、当初想定していた通り、そもそも採用できるレベルではなかった。しかし、残り半数の5名は、採用レベルに達しており、特に人物的に問題がなかったので採用した。と回答する企業が多く見られました。

 

このように、日払いを導入して、全ての求職者が採用できないわけではなかったという企業が多く見られました。

 

次に、日払いを導入するだけで応募が上がるのか?という点については、これは×です。今から5年前ぐらいは、日払いを導入するだけで応募は増えていました。

 

しかしながら、直近の日払いシステムは進化しており、スマホアプリから申請できて、申請から2時間以内に振り込まれるといったシステムが若者の支持を得ており、直接上司に口頭で申請する日払いは、あまり応募数が増えないという結果が出ています。

 

また、企業側も日払い導入にはさまざまな工夫をしています。

 

○ 日払いを申請できる期間の設定 (入社3ヶ月以内など)

○ 申請金額の上限設定 (月5万円以内など)

○ 1日の日給の80%相当まで (所得税や急に退職した場合の制服代などを考慮)

○ 日払いを生活支援制度と記載 (求人募集では生活応援サポートなど記載を工夫)

 

今回は、日払いに関する記事を紹介させて頂きましたが、使い方次第で、良くも悪くもなります。

 

あらゆる手段をとっても採用できない場合、最終手段として試験的に導入してみるのも良いかもしれません。弊社の採用支援サービスの目線で見ると、しっかりルールを作って、運用できる管理体制にある前提であるならば、期間を設けた一時的な日払い対応は推奨できます。ただし、しっかり運用できない場合、安易にやるべきではないと考えます。

 

間違いないことは、求職者の傾向として、優先することは時間だけではなく、給与の支払い方法も重視されていることから、日払いの導入企業に応募が上がっていると言えます。

 

また、別の機会に紹介したいと思いますが、paypayで給与支払いをする企業もでてきております。(銀行口座を作れない外国人向けや、激短バイトなど)